肩のつらさの解消方法 ②

最近、肩が痛くてうでを挙げにくい のは筋力低下かな ?

最近、肩が痛くてうでを挙げにくい …

もしかして … 筋力低下かも … って

筋力トレーニングやっていたり始めようとしていませんか ?

確かに筋力低下が原因で肩に問題が出ていることもあるんです。

インナーマッスル(肩を安定させる筋肉)の筋力低下

例えば … 四十肩五十肩の場合

人それぞれなのでハッキリとしたことはいえないのですが

ひとつの例として …

深層にあるインナーマッスル(肩を安定させる筋肉)の筋力低下が原因で

痛みの原因となっていることもあります

加齢にともない四十肩五十肩が起きる要因のひとつとして

腕の重さが関係しているんです。

インナーマッスルは肩を安定させる筋肉なんですが

加齢によりインナーマッスルの筋力低下が腕の重さに耐えきれなくなり

首から指先までつながっている神経が常時過剰に引っ張られて

引っ張られている神経が異常を感じてしまいます。

異常を感じた脳がそれ以上に引っ張られることを防ぐために

肩を固めることにより神経が引っ張られるのを防ぎにかかります

しかしながら私たちは日常的に動くことを余儀なくされるので

肩の周囲を無理矢理にでも動かして

日常的な動きを他のところが頑張っています。

そうなると肩の周囲の異常な動きを脳が抑制しようと

悪循環が生まれ、どんどん肩の周囲の動きが悪くなっていきます。

そうなることで四十肩五十肩が完成していきます。

ですから … 最近、肩が痛くてうでを挙げにくい … と感じたならば

先にインナーマッスルを鍛え、肩の安定性を優先すべきなんです。

これを表層にあるアウターマッスル(パワーを発揮する筋肉)先に鍛えると

肩の安定性が軟弱なので

ますます肩の不安定さを助長してしまうことになり

肩が痛くてうでを挙げにくい … 感が強くなる可能性があります

ですからまずは、インナーマッスルを鍛えましょう。

肩の関節包のストレッチの考え方

そもそも四十肩五十肩って動かすべきなのか動かさないべきなのか ?

ということなんですが

基本的に「炎症」しているときは動かさない…

「炎症がおさまってきたら」動かす … みたいな感じになります。

関節包が硬くなるのは、関節の膜が炎症して分厚くなっていくイメージです。

なおストレッチする際に重要なことは

ストレッチした後の痛みの経過を自覚することです

当然硬さを出していくため多少なりとも痛みは伴います。

しかしながら翌日に悪化している状態であれば

ストレッチの頑張りすぎだと思います。

その際は痛みがおさまるまでストレッチするのを控えることや

ストレッチの量を減らすなどの工夫が大切になります。

毎日頑張って … 頑張って … 単に痛みを増加させているだけならば

自分に対しての暴力になってしまいますので注意が必要です

関節包が硬くなってしまうと簡単に緩めることはできないので

時間をかけて毎日少しずつ動きを出していく感じになります

どうしても早く何とかしたいという方には「手術」という選択肢もあるので

「肩の専門医」に相談してみるのもいいかもしれません。

関節包をストレッチするにあたり

横からうでを上に挙げていく・腰の後ろで手を組むなどの

動作がつらいという方は

まず簡単な動きがスムーズになるところから始めていきましょう。

例えば …

ひとつめは … 前方から上方に挙げる動き

ふたつめは … ひじを90度にまげたまま腕を身体の内側に動かす

みっつめは … ひじを90度にまげたまま腕を身体の外側に動かす

などをとりあえずやってみましょう。

ある程度スムーズな動きが改善してきたならば

横からうでを上に挙げていく・腰の後ろで手を組むなどの

動きにチャレンジしていきましょう。

ここで重要なことは

うでと肩甲骨とが本来あるべき位置関係からズレが生じて

本来のスムーズな動きができていないことなんです。

ですから動きの悪い・痛みのある動きをどうにかする … よりも

動きがそんなに悪くないけど、ある程度動かすと痛みが出る …

みたいな方向からしっかりと動きを出していき

うで側と肩甲骨側との位置関係のズレを少しずつ改善していき

本来の位置での動きができるようにしていきましょう。

肩のインナーマッスルの鍛え方

うで側と肩甲骨側との位置関係にズレが生じているため

本来の動きを出していくのは多少無理があるかもしれません。

しかしながら

筋力が低下したままだと肩の動きも発揮できないので

ストレッチも筋肉を鍛えることもやりながら

改善につなげていきましょう。

先ほどのストレッチしたパターンを利用して

反対方向に、ちからを加えていくことで

筋力トレーニングにもなります。

ひとつめは … 前方から上方に挙げる動きに対して

      上方から下方に押し下げるちからを加える。

ふたつめは … ひじを90度にまげたまま腕を身体の内側に動かすに対して

      内側から外側に押し広げるちからを加える。

みっつめは … ひじを90度にまげたまま腕を身体の外側に動かすに対して

      外側から内側に押し縮めるちからを加える

などをとりあえずやってみましょう。

そのうえでストレッチの際と同様の考え方で

うで側と肩甲骨側との位置関係のズレを少しずつ改善していき

本来の位置での動きができるようにしていきましょう。


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